内部亀裂
ウィキリークスでは、組織内部での問題も数多く抱えています。
何よりウィキリークスは、チームで情報を公開してきたはずが、ここにきて
アサンジ氏の独裁に対する反発意識が強くなってきたのです。
ウィキリークス幹部は、アサンジ氏にはない様々なアイデアを持つ優れた
エンジニアやボランティアが大勢いますが、アサンジ氏の独裁に嫌気が差し、
ウィキリークスを離れたメンバーも既に相当数いるといいます。
世間が「ウィキリークス No.2」と呼び、アサンジ氏自身が何より信頼を寄せていた
ダニエル・D・ベルク、アイスランドの活動家ビルギッタ・ヨンスドティルも
ウィキリークスを去りました。
ウィキリークスにとって、そしてアサンジ氏にとって、この二人の離脱は
大きな損失だったことでしょう。
ほかにも、アサンジ氏のやり方に対し、嫌気が差しているメンバーは大勢いる
といいます。
アサンジ氏は、自分より出来の悪い、或いは頭の悪いスタッフを見ると、
露骨に見下すような態度を取ります。
しかし、元からIQがずば抜けて高いアサンジ氏に、まわりは知能指数のレベルで
及ぶことはないのです。
アサンジ氏の最終的な切り札、「ここは僕が作った組織なんだ」というこの言葉で、
周囲を黙らせ、ノーと言わせない空気を作る・・・アサンジ氏個人のキャラクターが、
組織としての存続を困難にさせている点があるということは、誰の目にも明らかな
状態になっています。
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