完璧なセキュリティシステム

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ウィキリークスに何故情報が集まるのか?

ウィキリークスに寄せられる情報の多くは、実は、郵送によるものです。

郵送であれば、デジタル特有の痕跡が残ることなく、安全に情報提供ができる
という内部告発者の考えもあることでしょう。

では、デジタル、つまりインターネットでの告発の場合はどうなのでしょうか?

ウィキリークスは、匿名性の維持には絶対的な自信を持っています。

具体的に言うと、情報提供者にとって、ウィキリークスサイトにある
「SUBMIT(提出)」のボタンから最初のアクセスが始まるわけですが、
誰がどんなに調べてもその出所がわからないように情報提供者と
ウィキリークスの間には、複数の経由地点を設け、内容も暗号化されます。

情報伝達の経由地点は、ウィキリークス協力者となっている世界各地の
エンジニアが所有するコンピュータです。

その幾つかの経由地点のどこかで、情報提供元に関する情報は破壊されます。

ウィキリークスには、暗号化された情報のみが入ってきて、更に暗号を解いて、
初めて元の文書が出現するのです。

情報入手経路を複雑化し、なお且つ入手元の情報を破壊すれば、リークに関する
リスクは0に近い状態になるというわけです。

この方法が浸透するにつれて、ウィキリークスには多くの情報が集まる
ようになり、ウィキリークス側では、徐々に「情報が勝手に入ってくる」
状態が確立されていきました。

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