ブラッドリー・マニング(Bradley Manning, 1987年12月17日生)
ブラッドリー・マニングは、(前述通り)米軍機密をウィキリークスに
大量リークした米軍情報分析官です。
身長は160cmにも満たない小柄な体躯、オクラホマの厳格なキリスト教区で生まれ
育った彼は、思春期になると、自分がゲイであることに気づいていきます。
更に、14歳で、アメリカからウェールズに移住、学校では、そのアメリカ訛りの
英語と個性的な性格が原因で、いじめに遭っていたようです。
自分が男性を愛することも含めて、自分を表現できずに孤独になっていった
マニングを支え続けたのが、インターネットの世界でした。
ウェールズでの生活の後、彼はオクラホマに戻り、IT企業に就職します。
しかし、オクラホマで一緒に生活していた父親に、自分がゲイであることが知られ、
家を追い出されてしまいました。
その後は職を転々とする時期を暫く送りますが、最終的には米軍に志願します。
米軍にはゲイに対する抑圧的な環境がありましたが、マニングは愛国心と正義感
のみなぎる青年で、本当の自分を隠して志願しました。
米軍では情報分析能力を買われ、やがて情報分析官としての特殊訓練を経て、
イラクに着任することになります。
イラクでは、当然ながらその分析能力を期待されていましたが、まさか、
彼の正義感故に、膨大な量の軍最高機密がリークされていくことになるとは、
本人でさえも想像できなかったことだと思います。
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