ビルギッタ・ヨンスドティル(Birgitta Jonsdottir)
ビルギッタ・ヨンスドティル氏は、アイスランドの女性活動家で、2009年の
国内金融危機をきっかけに選挙戦に出馬して政治家に転身したという経歴の
持ち主です。
アイスランドは金融政策の失敗でつまづいていました。
その失敗の原因の一つに、情報公開が十分に成されなかったことがあり、
ウィキリークスのアサンジ氏と、D・ベルク氏がアイスランドに飛んで情報公開を
求めたことから、国内で一気に再建に向けてその士気が高まります。
その後「ジャーナリズムの天国」と呼ばれるようになるアイスランドですが、
国家とウィキリークスを結ぶ重要なパイプの役割を担ったのが、ヨンスドティル氏です。
彼女は、ウィキリークスとアサンジ氏の魅力に気づき、元からその活動内容に
大変興味を持っていたといいます。
ヨンスドティル氏は、チャンスを伺い、ウィキリークス中枢部に入って行き、
アサンジ氏の信頼を得るに成功します。
特に「コラテラル・マーダー」公開のために尽力し、アサンジ氏も「彼女は我々の
仕事を理解する、最高のパートナーだ」と絶賛しています。
しかし、2010年後半に入り、ヨンスドティルはウィキリークスを脱退します。
ベルク氏と同様に、アサンジ氏と度重なる意見の食い違いが生まれ、自分の信念を
貫くためにウィキリークスを去ることにしたのです。
彼女は、現在もアイスランドの政治家であり、活動家であり、主に報道の自由を
守るための運動に携わっているとのことです。
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