逮捕、「サバービア」の立ち上げ

逮捕、「サバービア」の立ち上げ

アサンジ氏には逮捕歴があります。

1991年、カナダの電話会社のシステムに侵入していた時、偶然システム管理者に
遭遇したことがきっかけで身元が割れたのです。

3年の裁判を経て有罪になりましたが、実刑には至りませんでした。

しかし、精神的なダメージは相当大きかったといいます。

いっときはコンピュータに全く触れることがなかったのですが、気を取り直し、
新たな活動に踏み切ります。

それが、プロバイダー「サバービア」の立ち上げです。

「サバービア」は、競合相手が有料でサービスを提供しているのと相反し、
一環して無料でサービスを提供し続けていますが、その場所には、サービス
提供開始当初から、いわゆる企業や公機関の「インサイダー」たちから、
様々なリーク情報が寄せられるようになります。

どこも扱いたがらないような危険な情報を、サバービアは全面的に受け入れました。

そのことで、「ハッキングというリスクを冒して情報を入手するのではなく、
情報を手に入れるためには沢山のインサイダーを抱えるほうが効率がいい」
ということをアサンジ氏は学びます。

「インサイダーを沢山抱えて情報を得る」これは、まさにウィキリークスが
現在ある姿です。

アサンジ氏が自身の政治理念や情報公開のやり方を決定づけた人生の転機は、
まさにサバービアでの経験そのものでした。

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